2008年05月

2008年05月27日

ハチク(淡竹)の親竹選定

 三大有用竹のひとつ、ハチクの親竹選定と密度管理です。

今日のこどもの国は団体来園が多く、朝一番からこども達の元気良い大きな声があちこちにありました。

そんなことで長津田駅からのこどもの国線も、ダイヤは駅の表示と違って、次から次へと臨時電車が運行です。

4月のモウソウチク管理に始まった親竹選定と密度管理は、今回5月のハチク管理となり6月はマダケとなります。

作業は中学生ボランティアエリア、A、B、Cエリアの順に移動し全体を整備しました。

080527ハチクの1080527ハチクの2












ハチクの皮は紫、マダケのように黒い斑点もなく穂先はまるで閻魔様のつりあがった眉毛と目を連想させます。
直径は30mm〜70mmぐらいですが、細めが大多数で全体に出筍が少ないと感じられました。

全員がカマを持ち要領よく順調にすすみ、全エリアの管理整備が終了。






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中井町 厳島湿性公園 「竹灯篭の夕べ」

 神奈川県南西部、大磯丘陵の西、誕生100年の中井町は人口1万人余り。
5月25日 厳島湿性公園で厳島湿性公園竹灯篭の夕べ実行委員会による「竹灯篭の夕べ」が盛大に開催されました。

080525厳島湿性公園竹灯篭配置の木道
日本の竹ファンクラブも実行委員会一員としてイベントに協力しました。

ここは清水が湧き出ている湿性地として整備されていて、園内の中心には厳島神社があり、周囲湿地内に木道が配置されて憩いの場所として親しまれています。


2日間のイベントは前日が雨天中止、2日目の天気も昼までは雨、祈りが通じたのか徐々に空は明るくなり、町地域内に有線放送のスピーカーから竹灯篭の夕べ開催が大きな声で告げられました。


080525中井厳島湿性公園竹灯篭080525厳島湿性公園参加者の点火









    水上の蓮型竹灯篭
080525厳島 水上の蓮模様竹灯篭080525厳島 縦3本型配置の竹灯篭














18時開会式、尾上町長挨拶のあと町長並びに近隣市・町からの来賓による点火式で始まり、実行委員会と一般参加者によって3,000本の竹灯篭へと着火されました。

風もなく穏やかなイベントは、多くの方の感嘆と驚きの声があちこちから出た素晴らしい竹灯篭の夕べとなりました。
                                中井(誕生)100年模様
080525厳島 富士山型の竹灯篭080525厳島 中井町100年模様






                   
                                                         


080525厳島

幽玄の世界を演出した園内全体の竹灯篭







日本の竹ファンクラブでは今年度は4月のこどもの国「夜桜観賞と竹灯篭まつり」に協力参加したのを皮切りに今回の中井町さらに10月には横浜国際プール小机城址市民の森でそれぞれ「竹灯籠まつり」を開催いたします。






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2008年05月17日

「中井 たけのこ祭り」に向けて定例活動

6月8日(日)、6月15日(日)は足柄上群中井町のマダケフィールドで主催日本の竹ファンクラブ、共催中井町・神奈川県足柄上地域県政総合センターにより中井たけのこ祭りが開催されます。
このイベントに先立ち、準備として17日18日は竹垣作り、間伐、焼却、散策路整備と竹林の整備が急ピッチで進んでいます。

3月16日以来の定例活動に精鋭ボランティアが中井町役場に集合


080517中井町未整備エリア
前回より整備を始めた奥のなだらかな部分

間伐前の様子です。
厚さの薄いマダケは間伐が施されていないのと、風の影響でねじりに弱いのでしょうか、ひどい状況になってます。



開拓団が汗をかき、見通しが効いて歩けるようになりました



一方、崖地上の安全手すり柵の役目をする竹垣作りも順調に伸びています。
単管を打ち込み親柱の大筒竹を被せて胴縁を取り付け、立子が順調に取付られています。
散策路を挟んだ前は、間伐材の焼却が進んでいます。
ここはメインステージの予定で青竹の垣根がいろどりを添えます。

四つ目垣作りと間伐材の焼却


「中井たけのこ祭り」のご案内
足柄地域の再生なった竹林でのイベントへのご参加をお待ちしています。

イベント詳細 こちらから


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2008年05月10日

竹取協力隊

 3月末か4月初旬の気温に小雨空。
ここ港北ニュータウン北部、横浜国際プールロビーに日本の竹ファンクラブ竹取協力隊が集合しました。

女性4名、男性6名がプールではなく外の保存緑地「林浴の庭」で全員雨合羽で作業開始です。

 たけのこは細いのは長さが2〜3m、太いものは長さ5〜10mぐらいに生長しています。
全員で東エリアから西エリアに移動し、細いものと成長しきらない、とまり筍を中心に処理しました。
  
 これからの時期 弁当忘れても雨合羽は持参  080510横国P雨の定例作業




竹林密度管理上不要となる太くなったものも一部処理、しかし10月の竹灯籠まつり用を考えて加工材としての確保としておおむね残しています。


 竹水作り仕込みは最後に西エリアで3m程度のたけのこの上部1mを切りおとし、数本仕込んで、残りの2mにどのくらい溜まるか楽しみです。
  
  収穫した穂先筍  080510横国P 穂先筍の収穫
3週間後に取水ですが各節にたっぷりと溜まっていることでしょう。
横浜国際プール公認!元気印の「竹水・チクスイ」を飲んで暑い夏を乗り切るぞ!

作業を終わって再びプールロビーのソファーで一同、隊員差し入れのドーナッツとチョコ菓子をいただいてお開きとなりました。


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2008年05月06日

小机城址市民の森 と 横浜国際プール林浴の庭

 ゴールデンウィーク最終の6日は、よく晴れたさわやかな1日となりました。
午前中の横浜国際プール林浴の庭には、さわやかな風が吹いて散策する方がいつもにも増して見られました。
今日は筍が竹になる直前の状況を調査してきました。


  北山田駅からの名物階段117段       元気一杯 モウソウチク080506横国プール裏大階段 080506伸びるモウソウチク

 






 
 マダケエリアには侵食したモウソウチクが昨年にも増して数多く出てしまってますが、ここでは今週末に竹取協力隊が不要筍として処理を予定しています。
マダケも数を増やしつつありますが、まだまだ細い状況です。このエリアではあと2〜3年はモウソウチクの処理を続けます。080506横国Pマダケ林に出たモウソウチク



マダケエリアに出たモウソウチク

 









 モウソウチクエリア2か所は、おもて年の今年は元気よく太いのが順調に伸びています。
サイズの大きいのは周長45.2cm(直径14.4cm)、高さ約10mにまでなっています。

080506保護札とモウソウチク




一番ほしい散策路際の片方は成長度合が遅く心配していましたが、案の定掘り跡がありました。しかし一方は見事に散策路側に何本か育っていてうれしい限りです。







  良い所に育っているモウソウチク080506横国モウソウ散策路左

今週末の作業はモウソウチクエリアで、とまり筍の処理、穂先筍の収穫そしてマダケ部と同様に、管理上不要部に出た枝が出る直前の、伸びたたけのこを切断処理します。


 
 


  午後から小机城址市民の森の竹取協力隊に参加してきました。
竹の学校竹林管理コース受講生の午後の実習と合わせて、狭隘な根古谷が50人以上のラッシュ状態。

受講生は遠くは、つくば、成田、君津からいらっしゃっています。
そして平石講師から「穂先筍の収穫と竹水作り」の説明を受け、作業用の道具を身につけて、東エリアへの筍畑へ向かいました。 

 さて、協力隊作業の18人は西エリアで、とまり筍処理、穂先筍収穫です。 会員になりたての初めての参加という方が2組3名いらっしゃいました。足立区からの方と横浜市内の方です。ここのフィールドは広いだけに、成長しきらないとまり筍とみられるものが多く、スコップでたくさんの処理をしました。 
   
     穂先筍の切取り                 切取った穂先筍080506穂先筍収穫 080506小机切取った穂先筍
















 穂先筍は3mに伸びた頃が収穫に適していますが、昨年はちょうど良い時期だったのが、今年は4m〜6mと伸びていて、成長したたけのこは多くあるも、3m程度の適したものは少ない状況でした。
上部1mを切り落とし、より柔らかく美味とされるたけのこを取りました。
残った部分の2mの各節には約3週間ののち竹水がたっぷりとたまることでしょう。
次回の竹取協力隊の作業は密度管理作業とこの竹水の取水になります。

 緑が一段と濃くなった小机城址市民の森、美しく整備された竹林は全山にわたり散策路が整備され、途中には休憩所、草地もあります。
さわやかな今日午後はいらっしゃる方が多く、みなさんのんびりとまわっていました。
ひと時ではありますが、そよ風に当たった竹の笹葉の音を満喫され、心が洗われたたことと思います。
竹林管理コース受講生の皆さんはいかがでしたか。 

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2008年05月04日

日本の竹ファンクラブ 総会

大型連休ゴールデンウィーク、今年は前半からつづく文字通りの大型と後半からの人とさまざま
080504林浴の庭 竹林の生育
5月4日順調な生育 横浜国際プールのモウソウチク







風薫る中、ここ都筑区の竹林「林浴の庭」の竹の笹葉の落葉は近いようです




4日は200余名の会員のうち40数名が集い、日本の竹ファンクラブ総会が開かれました
080504総会受付
総会受付




横浜国際プール1−a・1−b会議室をお借りして、益々発展をたどるクラブの現状報告と展望・目標が発表されました

080504総会の開会
総会の開会

開会に先立ち司会者下條から出席者数・委任状提出者数は、会則により本総会が成立したの報告がありました

黒澤中井町支部長の挨拶があり、平石代表の議長選任挨拶ののち報告がありました
080504議長挨拶
平石議長挨拶







平成19年度事業報告並びに収支計算報告、目標数値・実績数値、新規事業、活動報告について

その後2008年度基本方針説明が ”経営理念 ”、”5重点目標とその施策”の説明がありました

活発な質疑応答があり、議案審議が過半数の賛成により総会は終了

そのご特別講演に移り、全日本竹産業連合会会員の小出九六生 先生のご登場
080504特別講演小出九六生先生
長野市からおいでの小出九六生 先生



19歳で竹工となり翌年にお父様急逝により、若干20歳で小出竹細工店を継ぎ、のちに小出竹材店主となり、長野県下で数多くの竹柵、庭門の作品を手がけた先生のお話がありました

この竹をいかに世に出すか生かしてやるか、そして竹から貰える力を最大限引き出すか、先生のお話は説得力のある、かつ竹を見つめる優しいまなざしに心を打たれました

予定時間を過ぎてしまいましたが、最後はレストラン「ウオーターアリーナ」を借り切っての懇親パーティで盛り上がりました
080504小出先生と平石代表」
小出先生と平石代表







しばらくぶりでお会いできた方も居て、和やかなうちに今後のクラブの繁栄を祈りつつの閉会
女性会員も男性会員もあふれる出る優しさ、力強さ、たくましさ、のみっぷりの良さ

この力が一つになって進む所、明るい陽射しが輝きます、林床に差す光となります
みなさん楽しみましょう、そして横浜国際プールの皆さん本日はお世話になりました(^∀^)
080504小出先生と仲間

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