2008年08月

2008年08月31日

8月、猛暑、残暑、記録的豪雨

最高気温が35℃以上の日「猛暑日」、 気象庁が作年の4月に使用を開始した予報用語が連日続いた日本列島。
熱闘夏の高校野球大会と北京オリンピックの熱戦でさらにヒートアップ。

そんな暑いなか日本の竹ファンクラブは、横浜市都筑区中川のハウスクエア横浜に事務所を移設して、一周年を迎えました。
8月9日から19日までは事務局業務も夏休み一時休業。

皆さんも久しぶりにゆっくりとふるさとにお帰りになり、親戚の方々、旧友との語らい、またレジャーに楽しく過ごされたでしょうね。

我が家は東京生まれ、でふるさとは無くさみしい限りですが、逆に子供達家族が遠くからのと、近いのと2家族が孫を連れ同時に来て居候状態。アツイ・ウルサイ・息つく暇なくテンヤワンヤ。おまけに建物の大規模修繕工事が重なり足場に網目の養生シートが張られて、霞がかかっているようでうっとうしい。でも楽しく元気をもらいました。

休み明けに事務局のインクジェットプリンターが酷使に次ぐ酷使でついに、悲鳴が上がりダウン。孤軍奮闘のプリンターも修理の休業が済み、無事戻ってきてスタンバイオーケーです。

行事が盛り沢山のクラブ秋の陣で、スタミナをたっぷり蓄えて体のリフレッシュをした皆さんとの再会がまじかです。

8月の最後は月を見ながら、秋近しを感じる風にあたって・・・そんな予想をしてましたが、なんと関東・東海で大雨被害のおまけまで付いた月末になりました。

ではいつもよりぐっと少ない、この8月ひと月の動きを振り返ってみます。

080805小机チップの敷きの竹林
8月2日(土)〜8日8(金)小机城址市民の森チッパー作業(竹灯籠と間伐材)
竹取協力隊定期スケジュール以外作業で有志の参加
熱中症が気がかりでしたが、7日間延べ35名の力でチップのふかふか小道になりました
最後にチッパー機がダウン、壊れた!











080803指導者養成コース8月3日(日)第1回 竹の学校指導者養成コース開講
対象者;竹の学校 竹林管理コース修了者
内容;リーダー心得、危険予知と対策、安全衛生教育
都筑区中川西地区センターにおいて23名受講
横浜開港150周年記念事業の市民活動指導員としての出番があります
みなさんの活躍が期待されます




8月17日(日)横浜国際プールにてロウソクの燃焼テスト(竹灯籠120本)
前回4月13日のテスト時使用の再使用50本を含めて竹灯籠70本、今回製作分50本そして3種類のロウソクを各40個使用
小雨の中、竹を切出して竹灯籠を作り、3種類とも微風にも安定したサイズの炎でした
これであれば大丈夫か! どれもまずまず、どの種類にするか迷うところ!
080817ロウソク燃焼テスト080817ロウソク燃焼テスト










080831 8月度打合せ8月31日(日)中川西地区センターにてスッタフ打ち合わせ
月1回、いつもの場所に集まりました
主な議題は2フィールドの「竹灯籠まつり」竹灯籠の配置検討、ファンクラブ通信秋号の記事担当割でした
インターンシップの神奈川大学、横浜国大の学生さん4人にも進行のサポートをしてもらいました




最後に恒例の「竹灯籠まつり」とその他のお知らせ
例年通り横浜国際プールと小机城址市民の森で開かれるのをはじめ、横浜開港150周年記念事業「竹の海原」用の竹材を、市内中の竹林から市民の手で切り出すのに10月から多くの指導者を派遣します。
これからも竹文化の保全・活用・人材育成に前進あるのみ、総力をあげて進みます。


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2008年08月13日

竹灯籠のチッパーかけ

080805小机案内板全国的に猛暑、酷暑、不快指数79・80以上。
小机城址市民の森の竹林では、昨年の竹灯籠のチッパーかけ作業が8月2日から8日まで行われました。

5月予定がチッパー機の故障修理で真夏の作業となってしまいました。



連日4〜6名のボランティアが蚊取り線香をぶら下げ、虫除けスプレーを顔・首に塗り大汗をかきました。

080805チッパ機作業080806チッパー機作業









080805作業全景の2080805作業全景の1








竹林内は直射日光はなくてもこの暑さ、一番の大敵は熱中症、こまめに休憩を取り水分と塩分を補給することが大切。
全国では過去10年で毎年20名前後の方が尊い命を落とされているので油断はできません。

熱中症もさることながら、チッパー機も次から次に入れられる竹灯籠の半割、間伐材の長い竹にうなりっ放しです。 少しずつストレスが・・・!

前半の作業日には頑張りすぎでしょうか、気分が悪くなった方が出たが、休憩を取ることで大丈夫だったとのこと、これは良かった。
でも小型高性能チッパー機が悲鳴を上げ、途中から徐々に調子悪くなり最後には壊れてしまいついにドクターストップ。

080806粉砕竹チップ竹灯籠はすべてがチップ化となって散策路がふかふかになりました。
昨年の竹灯籠まつりで増やした奥の見学路際の間伐材、二の丸広場端の古い竹灯籠オブジェと間伐材の山もすっかり処理できて、今年の竹灯籠まつりの準備第一段階が終わりました。



今年のチッパー機かけ作業は、今までで一番多い作業量をこなすことが出来、予定より1日早い8日にチッパー機の引き上げとなりました。

080806竹の小径080806残材処理後









*秋の竹灯籠まつり開催日は
 10月 4日(土) 横浜国際プール林浴の庭
 10月25日(土) 小机城址市民の森


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2008年08月03日

竹の学校 「指導者養成コース」

竹林のフィールドがさらに増えます。
会員・竹取協力隊員そしてボランティア希望者が増す中、楽しく自然を満喫する竹の間伐は、より一層の安全作業が求められています。

本日ここ横浜市都筑区にある中川西地区センターで、作業にあたっての「指導者養成コース」講座が開かれました。

暑い中多くの受講者             受付と安全意識調査をまとめたインターン
                         シップの学生(後列左の4人)

080804指導者養成コース参加者080804指導者養成コース インターン








クラブ単独での竹林作業あるいは市民参加型イベント時の講師の派遣時に、必要なリーダーとしての心得、危険予知と対策、作業ルール徹底のチェック、緊急時の各種症例への応急手当の講義がありました。

今年度秋から日本の竹ファンクラブでは、横浜開港150周年記念事業「開国・開港Y150」にあたって(財団法人)横浜開港150周年協会へ竹伐採の指導者を派遣します。

来年2009年7月4日〜9月27日開かれるヒルサイド・Y150つながりの森会場のシンボルとなる「竹の海原」では構造材として約20,000本もの大量の竹を使います。

このための市民参加による伐採作業は10月4日のこどもの国を皮切りに、12月21日の上山ふれあいの樹林での切出しまで延べ10回あります。
この内の8回を日本の竹ファンクラブが指導担当し、ヒルサイドエリア施設用の竹材を切り出します。

きょうはこの時ことも踏まえて、竹の学校「第1回指導者養コース」の講座でした。

080804指導者養成コース平石講師080804指導者養成コース屋我講師








講座内容は平石代表からリーダーとしてボランティア参加者が安心できる、統率力ある行動と技術の必要性、事故の起きる要因の分析、安全作業ルールの再確認がありました。

ややもするとマンネリ化した状況から、基本ルールを守らない逸脱する行動が災害を招く。そんなリーダーを参加者はどんな目で見ているか、ハッとさせられる言葉が平石さんからつづきました。

次に多くの医療施設で看護師経験のある屋我講師から、事故時の医療的な処置のための応急手当について、外科的症例対応、虫・蛇・植物による症例、梅雨から夏の期間の熱中症等に対する応急手当の話がありました。

竹林作業に臨む服装・装備、間伐作業の進め方、そして期待をもって参加する方々が次もまた来たいと思う様にして行く基本ルールを改めて思い起こしました。

楽しく魅力ある安心安全作業を今後さらに推進することを心に誓い、次のステップへ新たなスタートを切れた半日となりました。

竹の学校「管理コース」修了者を対象とした今回の「指導者養成コース」、今後まだまだ市民参加体験型への対応が必要となります。
今回受講出来なかった方も次の機会には是非おいでください。




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